ShopifyのAI画像マッチング:バラバラなファイル名を商品に紐付け
ShopifyでのAI画像マッチングの仕組み。バラバラなファイル名を人間のように読み取って商品に紐付け、すべての結果をアップロード前に確認できます。
執筆:Craftshift Team · · 約5分で読めます
AI画像マッチングは、商品画像のファイル名を人間のように読み取り、名前の付け方が不揃いでも、各画像を正しいShopifyの商品やバリエーションに紐付けます。Smart Bulk Image Uploadでは、画像の中身ではなくファイル名を読み取り、アップロードの前にすべてのマッチ結果を確認できます。
ShopifyのAI画像マッチングとは?
通常のマッチングはルールベースです。ファイル名がSKUと一致する(AB-1234.jpg)、SKUを含む、またはSKUに含まれる、のいずれかが条件です。結果は予測しやすい反面、ファイル名が乱れた途端に機能しなくなります。
AIマッチング(現在はベータ版)は、こうした固定ルールの代わりに「読み取り役」を使います。照合するフィールド(SKU、バーコード、商品タイトル、メタフィールド)は、これまでどおり自分で選びます。そのうえでAIが、ファイル名がどの商品のどの値を指しているかを判断します。バリエーションIDにはAIの選択肢がありません。数字だけでは解釈の余地がないためです。
これはファイル名の読み取りであり、画像認識ではありません。写真そのものは一切見ません。
どんなバラバラなファイル名に対応できる?
完全一致や「含む」ルールではうまくいかないことが多いのは、次のようなケースです。
| ファイル名 | ルールが失敗する理由 | AIにできること |
|---|---|---|
SKU CCT-NAVY-S に対する cct_navy_01.jpg | 区切り文字が違う、画像番号がある | 商品 CCT のネイビーのバリエーションとして読み取る |
NAVYCCT.jpg | 単語がつながり、順序も違う | 単語に分けて CCT のネイビーのバリエーションに紐付ける |
商品「Wildcats」に対する Wilcats-pink.jpg | スペルミス | カタログにある単語の近い綴りとして読み取る |
SKU 43443-86-1-S に対する 43443-86-1,.jpg | 余分な句読点と付いてしまった数字 | 同じコードを共有するSKUを見つける |
maxidresssummer.jpg | 区切り文字がまったくない | 商品タイトルの単語に分けて読み取る |
画像番号や表示アングルも理解します。_2、-02、(2)、front、back、detail は識別子の一部ではなく画像の順序として扱われるため、メイン画像が先頭になります。
手順を順番に教えてください
- 明確な名前はその場でマッチします。 大文字小文字や区切り文字の違いを除いて、ファイル名がちょうど1つの識別子と等しければ、判断は不要です。
- それ以外の名前には候補リストを作ります。 アプリが、ファイルごとにカタログから可能性のある候補を探します。
- AIが候補リストから選びます。 候補を1つ選ぶか、「該当なし」とします。ストアにない商品を作り出すことはできません。
- 確信が低い判断はマッチなしのままです。 AIが確信を持てた場合だけマッチが残ります。
- 結果を確認します。 ほかのマッチング方法と同じプレビューにすべて表示されます。
AIが読み取るのは、SKU、バーコード、タイトル、バリエーションといったストア自身のデータとファイル名です。写真は解析されません。
1枚の写真を全サイズに付けられる?
付けられます。多くのカタログでは写真をスタイルや色で命名します(8946N86-B807_04.jpg)が、ストアにはサイズごとにバリエーションがあります(8946N86-B807-0、-2、-4)。AIマッチングは、その名前がグループ全体を指すと認識し、その商品のすべてのサイズに写真を紐付けられます。本当にあいまいな名前は、推測せずにAIに判断を仰ぎます。
AIマッチングとルールベース、どちらを使う?
| ルールベース(完全一致、含む) | AIマッチング(ベータ) | |
|---|---|---|
| 名前に命名規則がある | 最適 | 不要 |
| 名前がバラバラ、または手入力 | 先にリネームが必要 | そのために設計 |
| 結果 | 毎回同じ | 名前ごとに判断し、再実行時は回答を再利用 |
| 速度 | 即時 | 明確な名前は即時、それ以外はバッチで判断 |
| 費用 | 含まれる | 無料ストア:1日1,000枚、月5,000枚まで。有料プラン:上限なし |
命名を自分で管理できるなら、ルールベースのほうがシンプルで結果も完全に一定です。明確な命名規則で一度リネームし、SKUの完全一致でマッチを使いましょう。多数の取引先や長年の蓄積から写真が集まり、数千ファイルのリネームが現実的でない場合は、AIマッチングが整理の手間を省いてくれます。
3つ目の方法は、各写真の既存コードを商品メタフィールドに保存し、それを使って照合することです。すべてのマッチング方法をご覧ください。
アップロード前にAIのマッチ結果を確認するには?
マッチングは読み取り専用です。アップロードを開始を押すまで、ストアには何も反映されません。結果ページでは次のことができます。
- サムネイル、ファイル名、バリエーション、順序、マッチに使われた識別子を含め、すべての組み合わせを確認する。
- おかしな組み合わせをワンクリックでマッチ解除する。
- 残った画像を手動でマッチングする、またはマッチしなかった一覧をCSVで書き出す。
- ShopifyでSKUを修正し、キャッシュをクリアを押して再マッチングする。
名前が似た商品を中心にマッチ結果を抜き取りで確認し、マッチしなかった一覧もチェックしてください。誤った組み合わせはマッチ解除します。AIの実行中は、マッチ解除、手動マッチング、アップロードは完了するまで無効になります。残りの流れはプレビューとアップロードのガイドで説明しています。
注意点は?
- ベータ版です。 必ずプレビューを確認してください。AIは乱れた名前に強いですが、アップロードを安全にするのは確認作業です。
- 置換モードでは既存の画像が削除されます。 追加ではなく置換する場合は、先に置換と追加のガイドをお読みください。
- フォルダーは整理しておきましょう。 ドキュメントなど無関係なファイルは、マッチしない項目として表示されます。
- リネーム後は再実行します。 ファイル名を変更したら再マッチング、Shopifyで商品を編集したらキャッシュをクリアを使います。
まとめ
AI画像マッチングを使えば、名前がバラバラな写真も、事前にリネームせずにアップロードできます。ファイル名を人間のように読み取り、SKU、バーコード、タイトル、メタフィールドと紐付け、確信のないものはマッチなしのままにして、アップロード前にすべて確認できるようにします。名前に命名規則があるなら、ルールベースのマッチングが引き続き最もシンプルです。そうでないなら、AIマッチングが何時間もの整理作業を省きます。
ご自分のフォルダーで試してください。Shopify App StoreからSmart Bulk Image Uploadをインストールできます。マッチングは読み取り専用なので、アップロードする前に結果を確認できます。